EV ( エレクトロボイス ) :N/D767a BLUE CARDINAL
◆N/D767a
エレクトロボイスは、R&Bシンガーやジャズシンガー、女性ボーカリスト全般に昔から非常に受けがよく、親しまれてきた老舗メーカーです。
この「N/D767a」は、その豪華で華やかなルックスもさることながら、非常に高音の抜けとキレがよく、女性ボーカルのハイトーンの魅力を余すことなくアウトプットするダイナミックマイクで、非常に人気があります。
その分、低域がやや抑えられている印象がありますので、自分の声に迫力をプラスしたい人や、パワフルなボーカル、ロックボーカルには不向きだと思います。
指向性はハイパーカーディオイド(超単一指向性)ですので、ハウリングやカブリの心配も、SM58などよりはしなくて済むでしょう。
低音は、決して全然でていないわけではなく、非常にタイトにまとめられている感じです。低音をスパッとカットして、抜けのよい音に錯覚させている安物マイクも多いのですが、これは違いいます。スピード感のあるローとでもいうのでしょうか?
何はともあれ、スタジオにほぼ常設されているSHUREのSM58は、ミキサーやイコライザーの調整をうまくしなければ女性シンガーには辛い部分があるので、こういった高音が綺麗にしっかりでるダイナミックを一本持っておけば、ボーカルの上達も早くなるのではないかと思います。
女性専用かといったらそうではなく、ハイトーンが売りの男性ボーカリストにも非常にウケがよいです。また、楽器用としてもSM57よりクリアに録れる印象があり、重宝すると思いますよ。
◆BLUE CARDINAL
まず、いまどきのマイクではめずらしい木製ボディを使用した、レトロなルックスが最高にグッドなコンデンサーマイクですね。
非常に高級感がありながらも、コンデンサーマイクとしては比較的買いやすい価格に抑えられているところがありがたいです。
音質も、見た目を裏切らない非常にレトロな音質です。真空管搭載のコンデンサーマイクとはまた味が違う音の温かみがあり、ひたすらウォームなヴィンテージトーンですね。
雰囲気のある、昔臭いボーカルマイクとしてももちろん十二分に使えますし、ヴィンテージの楽器類をとる、または今の楽器をヴィンテージテイストでとるにはすばらしいコストパフォーマンスです。
中域がこれでもかというくらい濃密ですので、篭った声質の方にはあまり向かないと断言できますね。コンデンサーマイクの特徴として、聴感上ドンシャリ気味に聞こえるタイプが多い昨今、慣れないと後処理などにも一苦労するかも。
ただ音質は本当に独特なものがありますし、モノとしての美しさも備えていますので、バリエーションが欲しい人は要チェックのコンデンサーマイクだと思います。
もちろんコンデンサーマイクですので、ダイナミックマイクにはない音域のレンジの広さ、明るさももっているマイクです。
個人的には、女性ボーカルのロックバンドのボーカル録りに合う感じがして、よく使用することがありますよ。
関連記事
- メーカー・機種別ボーカルマイク紹介
- SHURE(シュアー):SM58 SM57
- SHURE(シュアー):BETA58 BETA57
- SHURE(シュアー):55SH2(ガイコツマイク) BETA87A
- AUDIX(オーディックス):OM2 OM3
- AUDIX(オーディックス):OM5 OM6
- SENNHEISER(ゼンハイザー):MD421 MD441 U
- SENNHEISER(ゼンハイザー):E 845 E 935
- BEHRINGER(べリンガー):Ultravoice XM8500 B-1
- RODE(ロード):NT-1A NT-2A
- RODE(ロード):NT-2 NT3
- RODE(ロード):K2 M1
- NEUMANN(ノイマン):U87 U67