「吹かれ」をいかに避けるか
ボーカルレコーディングにおいて最重要なのは、とにかく「吹かれをさける」の一言につきます。
「吹かれ」というのは、声を出したときに発生する、物理的な風・風圧がマイクにぶつかり、「ボッ」というノイズとなって音に現れてしまう現象のことを言います。
(ダイナミックマイクを使用する場合は特に対策をしなくても「吹かれノイズ」は発生しませんので、コンデンサーマイク使用時の注意ととらえて下さい)
この「吹かれ」が、音楽的に好影響を及ぼすパターンはほぼありませんので、基本的にはこれを完全に防ぐのが必須です。
具体的にどう防ぐのかというと、
・ボーカルマイクを口の正面ではなく、少し上から斜め下向きになるようにセッティングする
・「ポップガード(ポップフィルター)」をマイクと口の間にセットする
という工夫を施す必要があります。
ポップガードというのは、ウィンドスクリーンのことで、風圧や唾をカットするアミ状のものです。これをセットした上、正面からマイクをずらすことによって二重に「吹かれ」を防ぐことができます。
ボーカルマイクの特性により、この「吹かれ」に対する反応が違ってきますので、どの程度の風圧レベルで「吹かれ」が発生するのか、各ボーカルマイク事前に検証を終えておきましょう。