マイクを部屋のどこにセットするか
ボーカルマイクを部屋のどこにセッティングするかで、録音される音にかなり如実に変化があり、これは部屋がデットでなければないほど、その傾向が強くなります。
完全な防音設備が整ったスタジオであればさほど気を使う必要もないのですが、そうでない場合(ましては自宅など)には、部屋のどこにボーカルマイクを置くかで変化する音の傾向をつかんでおいたほうが、スムーズにレコーディングが進むと思います。
まず、音は「反射」するという要素を押さえておきましょう。
お風呂で歌うと、音がお風呂中で反射し、残響効果となって現れるのは皆さんよくご存知かと思います。
基本的に、ボーカルレコーディングは反射音のないデットな状態で録音したほうがクリアに録れ、後処理も楽ですので、まずボーカルマイクを壁に向けてセッティングします。
その上で、壁からの反射を防ぐため、壁にマットやカーテン、カーペットなどを貼り付けます。
こうすることで、余計な反射音のないクリアなボーカルが録れます。
それとは逆に、部屋の鳴りや空間の感じ、自然なリバーブ感が出したい場合には、あえて部屋の中央で録音するという手段もあります。
ただし、このやり方は慣れていないと後処理(エフェクトがけ)などが難しいので、基本的にはボーカルマイクは壁に向けてデッドな音を目指しましょう。